昔あそび まりつき
まりつきは、一人ずつまりを“まりつき歌”にあわせてつきます。「あんたがたどこさ」「肥後さ」というような、節の最後でまりを手の甲にのせたり、片足をあげてまりをくぐらせたり、体を1回転してついたりします。
「ちょいとおっかぶせ」は、まりを両足の間から後ろにつきあげ、スカートの中にすっぽりと入れてしまいます。
このようにまりつきは、ただたんについているだけでなく、いろいろな技があります。
まりつき歌の種類
代表的なまりつき歌を紹介します。
いちじくにんじん
いちじく にんじん
さんしょに しいたけ
ごぼうに むかご
ななくさ はったけ
きゅうりに とうかん
いちじく にんじん
さんしょに しいたけ
ごぼうに むかご
ななくさ はったけ
くわいに とうがん
一ばんはじめは
一ばんはじめは 一の宮
二また日光 中善寺
三また佐倉の 宗五郎
四また信濃の 善光寺
五つ 出雲の 大社
六つ 村々 鎮守様
七つ 成田の 不動様
八つ 大和の 法隆寺
九つ 高野の 弘法様
十で 東京 心願寺
やまでらのおしょうさん
山寺の おしょうさんは
まりが おすきで まりはなし
ねこを紙ぶくろへ へしこんで
ポンとけりゃ にャンとなく
ニャンポン そこにか
わしゃ ここに
さらば 一貫かしました
一もんめの一助さん
一もんめの 一助さん
一の字がきらいで
一万一千一百億
一斗一斗一斗豆
お蔵におさめて
もんめに わたした
二もんめの 二助さん
二の字がきらいで
二万二千二百億
二斗二斗二斗豆
お蔵におさめて
三もんめに わたした
あんたがたどこさ
あんたがた どこさ 肥後さ
肥後どこさ 熊本さ
熊本どこさ 船場さ
船場山には
タヌキがおってさ
それを りょうしが
鉄砲でうってさ
煮てさ 焼いてさ 食ってさ
それを 木の葉で
ちょいとおっかぶせ
いちりっとらん
”いちりっとらん”の歌のいろいろ
いちりっとらん いちこうし しらほけきよの
しらほけきょの高千穂よ
りょうてんかん (以下10まで続く)
いちりっとらら らっきょたべ シツシツ
しんがらもちゃ キャツキャツ キャベツでほい
(以下10まで続く)
いちりっとりゃ りゃっとりゃっとせ
しんがらほけきょ りゃっとりゃっとせ