モビリティ・マネジメント教育とは
モビリティ・マネジメント教育とは、われわれ一人ひとりの移動手段や社会全体の交通流動を「人や社会、環境にやさしい」という観点から見直し、改善していくために自発的な行動を取れるような人間を育成することを目指した教育活動を意味します。
本市におけるモビリティ・マネジメント教育
甲賀市では、自動車依存の傾向があり、道路渋滞や交通事故の増加等様々な場面で影響が出てきています。また、今後更に自動車依存が高まり、公共交通の利用が減少していくと、バスや電車の維持が難しくなり、最悪の場合路線の廃止となる可能性が高まります。
そのため、市の交通施策とともに、市民の意識とライフスタイルを、マイカー中心から公共交通を中心とした「エコ交通」へと転換を図る取組が重要となります。特に、本市では幼少期から地域の公共交通に親しみを持ち、地域の問題や環境問題に関心を持ってもらい、自発的に環境にやさしい交通行動を選択するきっかけにしてもらうことを目的として以下のような モビリティ・マネジメント教育を実施しています。
交通環境学習の実施
県や市の職員・公共交通運行事業者が学校に伺い、実際のバス車両を学校に持ち込む出前講座や、電車の乗り方の座学や実習等を行っています。例えば、公共交通を利用した校外学習の事前学習として、生活科の授業でバス・電車の乗り方教室をご活用いただけます。乗車マナーや切符の買い方等を学習できる教材をご用意しています。各学年の授業のねらいに合わせた学習については、学習展開例をご覧ください。
☞学習展開例はこちら
※他学年向けの授業であっても内容次第では実施することが可能ですので、ご相談ください。
※校外学習の運賃補助制度をご活用いただける場合もあります。☞詳しくはこちら
活用事例
(1)バスの乗り方教室 (2)車いすでの乗車体験 (3)鉄道すごろく
【対象団体】
保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、特別支援学校等の教育施設及び教育に関する市民団体他。
【実施までの流れ】
別紙パンフレットで実施したい「学習プログラムのメニュー・提供素材」を選択
☞パンフレットはこちら
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「申し込みシート」に必要事項を記入し、FAX等で送信
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授業内容・進め方等の打ち合わせ(電話もしくは現地にて)
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授業の実施
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実施後、送付されるアンケートを記入し、FAX等で送信
令和2年度の取り組み
令和2年度は、土山小学校、綾野小学校、伴谷小学校3校にて実施しました。
※実施内容は、以下の項目をクリックしてご覧ください。
・バスの安全な乗り方・マナー学習(土山小学校1年生)
・バス・電車の乗車体験(土山小学校2年生)
・バスを活用した障がい者体験・学習(土山小学校3年生)
・鉄道すごろくを活用した学習(土山小学校4年生)
・琵琶湖と交通の関わりについての学習(土山小学校5年生)
・バス・電車の乗車体験(応用編)(土山小学校6年生)
・切符の買い方・バスの乗り方教室(綾野小学校2年生)
・バスを活用した障がい者体験・学習(伴谷小学校4年生)
出前講座の実施
市役所職員が学校等に伺い、公共交通に関する出前講座をいたします。地域の公共交通の現状・問題と、それに対する行政の支援等(コミュニティバス・コミタクの運行、利用促進の取組等)をご紹介します。内容については、授業のねらい等に合わせて、カスタマイズできますので担当までご相談ください。
【対象団体】
保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、特別支援学校等の教育施設及び教育に関する市民団体他。
【実施までの流れ】
電話にて申込み(下記お問合わせ先へ)
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授業内容・進め方等の打ち合わせ(電話もしくは現地にて)
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授業の実施
令和2年度の取り組み
・甲賀市の公共交通について(水口高校1年生)
・交通シミュレーション(水口東高校1年生)