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【市長あいさつ】

 日ごろ、記者の皆様には、甲賀市内の取材活動を通じまして市政の発信にご協力いただき、感謝申しあげます。

 ご承知いただいていますとおり、10月22日には市議会議員選挙と衆議院議員総選挙のダブル選挙に加えて、全県的にそうでしたが、台風第21号が直撃するという事態であり、職員総出で対応したところです。

 市内においては、幸いにも人的被害は報告されていませんが、民家に土砂が流れ込む、また大きなため池が決壊するということで、こちらは三日月知事にも先日視察していただいたところですが、今のところ、大小あわせて170箇所以上の災害について報告を受けています。今後、短期的に復旧できるところ、長期的に復旧しなければならないところがありますが、市民の皆さんに寄り添った形で復旧に取り組んでいきたいと考えています。

 11月には当市でもイベントが盛りだくさんということで、本日もそうした内容を中心に情報を発信させていただきたいと思います。

 まず、私からは、平成30年度予算編成についてお話しをします。私が、市長に就任させていただき、10月31日をもって丸1年となりました。この間、私自身の考え方や職員皆さんの思いを聞きながら、岩永市政を反映した予算編成が平成29年度は実現できたと思っています。この1年間、職員をはじめ、できる限り各種団体の皆さんや、市議会における政策議論も進めながら積み重ねてきた結果を、平成30年度予算に反映したいと思います。

 第2次甲賀市総合計画が、この6月から出発しましたので、引き続き「オール甲賀で未来につなぐ!チャレンジプロジェクト」を推進するため「子育て・教育」「地域経済」「福祉・介護」の3つのテーマに沿った予算編成、人的配備をできるよう、それぞれの部局と協議をしているところです。

 特に、合併特例期間の完全終了まで残り2年となっています。市内の公共施設を見渡すとかなり老朽化が進んでいるところがあります。市の財政負担を抑えることができる合併特例を全額活用できていないという状況ですので、期間の終了を見据えた中でハード施設整備にもしっかり取り組んでいきたいと考えています。

 また、「財源なくして政策なし」ということで、合理的・効率化による歳出削減に加え、歳入確保も重要な部分になってきますので、造成している工業団地や、忍者を中心とした観光にも取り組みながら新しい雇用を生み出し、地域に定着いただけるような施策を進めていく覚悟です。

 次に、明日11月3日には、あいこうか市民ホールにおいて、「みんなのチャレンジフェスティバル」を10時から開催します。後ほど担当から詳細を説明しますが、市内の各企業様にもご参加いただき、甲賀市役所の管理職も一緒に「イクボス宣言」を行う予定をしています。

 そして、11月5日には、第31回の「あいの土山マラソン」を開催します。北は北海道から、南は沖縄県までの参加をいただいており、昨年3,389名でありましたが、今年は3,793名と大変多くの方にエントリーいただいています。気持ちよく甲賀路を駆け抜けていただきたいという思いで、オール甲賀でランナーの皆さんをおもてなししたいと思います。

 次に、日本遺産「忍者」のストーリーを構成する文化遺産の一つであります多羅尾代官陣屋跡ゆかりの甲賀武士であった多羅尾氏の歴史講演会を11月11日に信楽開発センターで開催します。江戸時代に大変大きな役割を果たした代官所でもありますので 市内外の皆さんに発信をしたいと思います。

 また、今年は「あいこうか市民ホール」がリニューアル10周年を迎えるということで、年間を通して記念事業をいくつか開催しています。先ほどの多羅尾氏の講演会と同じ11月11日土曜日に、市民ホールで「みんなで歌おうコンサート」と、今年30年目を迎え、かなり有名になっています「多羅尾小学校オペレッタ」が市民ホールで開催されますので、ぜひご覧いただきたいと思います。

 同じく10周年記念事業として、年が明けた1月27日土曜日には、「おうみ狂言図鑑2018」ということで、甲賀忍者を題材にした狂言の公演を行います。日本遺産に認定された忍者と狂言が融合したものでありますので是非楽しみにしていただきたいと思います。

 次に、結婚を希望される独身男女の皆さんを対象とした結婚支援事業を「自分を磨いて恋するスクール」と題して、4回の講座を11月26日からスタートさせます。この講座を通じて恋愛も仕事もスキルアップしていただき、1人でも多くの方が地域の中で結婚していただけるイベントにしていきたいと考えております。

 最後に、現在甲南庁舎にあります教育委員会と上下水道部について、11月13日から教育委員会が、上下水道部が新年の1月1日から水口庁舎に移動し、業務をスタートさせることとしています。地元でも議論いただいていますが、甲南庁舎の空きスペースの利活用についても近々のうちにしなければならないということで、教育委員会と上下水道部が新庁舎に統合されるという、新たな出発を迎えながら市民サービスの向上に努めていきたいと考えています。


【情報提供】
◎平成30年度予算編成方針(財政課)
◎みんなのチャレンジフェスティバル~女性の活躍でもっと輝くまちに~(商工労政課女性活躍推進室)
◎2017あいの土山マラソン(文化スポーツ振興課)
◎あいこうか市民ホールリニューアル10周年記念事業 多羅尾小学校オペレッタ、おうみ狂言図鑑(文化スポーツ振興課)
◎歴史講演会 甲賀武士の一所懸命~城からみた多羅尾氏の生き残り術~(歴史文化財課)
◎結婚支援事業「自分を磨いて恋するスクール」(地域コミュニティ推進課)

【市長と市政記者クラブとの質疑応答】
(記者)オペレッタは入場整理券がないと入れないのですか。現在はまだ枚数がありますか。
(担当)入場整理券が必要です。現在はまだありますが、かなり順調に出ていますので、当日券がどれだけ出せるかは、今後の配布状況によります。

(記者)予算編成方針について、「対話を通した合意形成」とありますが、予算要求においてはどのような取り扱いなのか、市民との対話は具体的にはどういったプロセスで、合意形成とはどういった状況を指すのか、そして、どう予算編成にどう活かされていくのかを教えてください。
(担当)12月上~中旬に財政課が担当課にヒアリングを行います。各課からの予算要求の内容を一つひとつ確認するプロセスの中で、事業1件1件について、影響を与える対象はどういったものか、施策を出すための背景、課題、見込まれる効果を確認します。その中で、例えば制度をリニューアルしたり、新たな制度を設けたりするときに、関係団体との事前の打ち合わせができているのかというチェック項目を設けますので、不十分なものは認めがたいと想定しています。

(記者)多羅尾の歴史講演会で参加記念品の特産品とはどういうものですか。
(担当)地元と相談していますが、多羅尾で採れたこんにゃく芋を使って地元の人が作ったこんにゃくをお渡ししようと考えています。

以上