【市長あいさつ】
日ごろ、皆様方には、市内の取材活動を通じて市政の発信にご協力いただいておりますことに、深く感謝申しあげます。昨日、梅雨明けの発表があり、甲賀市にもいよいよ夏本番の季節がやってきました。そうした中でも局地的な豪雨があり、市内でも土砂災害を中心に警戒が必要だということでありましたが、九州では大変大きな災害が起きており、お亡くなりになられた方やご親族の皆様にはお悔やみ申しあげますとともに、被災地の皆様には心よりお見舞い申しあげます。甲賀市におきましても警報が出ていましたが、幸い大きな災害は発生していないと報告を受けています。これからいよいよ本格的な台風シーズンでもありますし、甲賀市では平成25年の台風18号で、信楽高原鐵道の橋脚が流されるなど大きな被害を受けていますので、関係機関と連携し、気を引き締めて災害対応にまい進していきたいと考えています。
また、非常に暑い日が続いていますし、予報ではこれからもっと暑くなるということです。市内23の地域市民センターでは、熱中症予防のために冷たい甲賀のお茶を準備して、皆様方に無料で水分補給をしていただける態勢を整えており、広報7月1日号では熱中症対策を特集しながら、予防に努めていただけるよう、市民の皆様に啓発したところです。
これから市内各地では夏まつりが行われます。7月7日には矢川神社での手筒花火の奉納がありましたが、今週末の22日(土)にはしがらき火まつり、来週の29日(土)には甲賀夏まつりが開催される予定です。しがらき火まつりは、日本遺産に認定された信楽焼の一つの構成要素にもなっており、火まつり自体も日本遺産に登録されているということで、ぜひ取材をしていただいて信楽の魅力を発信していただければと思います。
そして、本日の資料でも配布させていただいております第2次甲賀市総合計画を、先般の議会で認めていただきました。この中にも書いていますとおり「あい甲賀 いつもの暮らしに『しあわせ』を感じるまち」の実現に向け、具体的なプロジェクトも含めてご了解いただきました。これからの第2ステージの甲賀市に向けて、先頭に立ち、まい進をしていく覚悟であります。
また、この7月より市職員を対象として、職員が気軽に市長室を訪ね、職場の悩みや、プライベートなことでもよいので、積極的にコミュニケーションを取りながら現場の意見を聞く「市長室オープン相談」を初めて実施しました。当日は、半日ではありましたが4組が市長室に訪れ、忌憚のない意見交換ができました。
次に、8月5日から6日にかけては、県内では、甲賀市だけとなる、市内の小学生28名を広島県で開催される平和記念式典へ派遣する広島平和記念事業を1泊2日で実施します。見送りには、私も出席する予定ですので、平和への活動にも積極的にコミットしていきたいと考えています。
続いて、「忍者」と「信楽焼」の日本遺産認定を受けた「日本遺産認定記念シンポジウム」を、8月17日、あいこうか市民ホールで開催させていただく予定です。市民の皆さんに日本遺産って何だろうということも含めて、一定のご理解をしていただきながら、これからの観光をどのように進めていくのか等の方向性を共有できるようなシンポジウムになればと思っています。
その他にも、いくつか情報を提供させていただく予定ですので、よろしくお願いします。
【情報提供】
◎第2次甲賀市総合計画について(政策推進課)
◎市長室オープン相談について(人事課)
◎広島平和記念事業について(総務課)
◎日本遺産認定記念 観光ビジネス・キックオフシンポジウムについて(商工労政課、観光企画推進課)
【市長と市政記者クラブとの質疑応答】
(記者)市長室オープン相談をやってみてどうでしたか。
(市長)4組の職員が一組30分ずつということで面談しました。日ごろ業務の中で悩んでいること、市の大きな方向性についてまだ少し理解が深まっていないことについて率直に意見や質問を出してくれました。他には、働き方や、女性の活躍を甲賀市としてどう率先して進めていくのかということや、介護や医療についてもありましたし、幅広い意見交換ができました。30分間で解決をということではありませんが、悩みを抱えている職員がいると分かりましたので、あらゆる機会を見つけて持続的に相談を受け付けていければと思います。まずは、若い職員と関係性が築けていけるというのが大きな成果だったと思います。
(記者)相談の中身はプライバシーに関わると思いますが、具体的に共通している悩みはありましたか。
(市長)基本的に、面談した職員は、建設的な意見を持っていました。分野は違いますが、市民の皆さんとの対話の進め方や、自分の役割といいますか、どこまで踏み込んで市民の生活の現場に入っていったらよいのか、といったところを考えている職員が多いと感じました。共通の話題としては、積極的に現場に出かけていただいて、自分なりの考え方でもよいのでしっかり発信していってくださいと伝えました。
(記者)やはり若手が多かったですか。
(市長)若手もいましたし中堅の職員もいました。
(記者)希望者が申し込むのですか。
(市長)市長に直接言いたいことがないですかと、人事課から発信し、募りました。
(記者)1回目は何名くらいの申し込みがありましたか。
(担当)6名の申し込みがありましたが、時間の関係で4組5名となりました。
(記者)出た意見を、市の取り組みにいかしていくお考えですか。
(市長)もちろんです。職場の環境改善もありますし、また方向性について全職員に浸透していないということも分かりましたので、これから改善しますし、どんどん反映していきたいと思います。
以上